ブラック企業が蔓延する世の中。
できればブラック企業には入社したくないと思います。
今回はブラック企業の場合に高確率で該当する項目をピックアップしたので参考にしてみてください。

やりがいを主張してくる企業
いわゆる「やりがいの搾取」を行なっている企業です。
やりがいは大切です。
モチベーションを上げ、仕事の効率も上がるかも知れません。
ただし、行なった仕事量に対して対価をもらうことができない企業が非常に多い。
例えば、会社でイベントなどがあった場合。
準備等でその時間を大幅に超えて作業をするのであればその分の対価は貰えて当然のはず。
みんなで頑張ってイベントを成功させよう!という心意気はいいと思います。
ただ、それはあくまで勤務時間内での話。
時間外労働を行ってまで作業することではありません。
時間外も作業が必要であれば残業代を出すのが正しいことです。
文化祭気分でイベントをこなさせる企業はかなり多く、イベントが多い会社は自分の仕事などできたものではありません。
注意して企業を観察しましょう。
有給取得率が低い、または出ていない企業
言うまでもなく有給取得率が低い会社はブラックでしょう。
有給はそこで働く人の権利。
本来は全て使い切るものです。
日本人は特に有休消化に抵抗があり、年配社員ほど有給をあまり取りません。
有給をまともに取れない会社は普通の休暇もまともに取れない会社の可能性が高いです。
2020年からは有給取得率の情報開示義務ができたので必ずチェックしましょう。
みなし残業が予め給料に含まれている企業
給料にみなし残業が含んである会社が多いですが要注意です。
みなし残業とは予め残業を行うと見立てて給料に残業代が含まれていることです。
20時間などの残業が初めから給料に含まれているので、残業を20時間以上しない場合は残業手当が発生しません。
注意してもらいたいのは会社を選択する際に会社の給料としてみなし残業を含めて提示してあることです。
なのでみなし残業を含まない給料の場合、思っているより給料が低いと言うことです。
「残業代を抜くと給料が15万だった」とか普通にあります。
そしてその様な企業に限って「固定残業代がついているのでプラスで残業代は出さない」と言うスタンスが多いです。
それがサービス残業につながっていきます。
人事社員以外の社員に覇気が感じられない企業
人事部の社員は新しい社員、いい人材を引き入れるため「うちの会社はいいですよー」とアピールするのが仕事のため、人前では明るく親切な対応を行うことがほとんどです。
ブラックかどうか判断するには難しいところです。
入社して2〜5年経過しているくらいの末端社員の方を観察するといいかもしれません。
まず、ベテランになると仕事に慣れてしまっておりブラック企業であってもあまり表にブラック感が出ていないことが多いです。
入ってすぐの社員はまだ未来に希望を抱いており多少の不満があっても「やりがいがあります!」みたいな感じで仕事をこなしている社員が多いです。
2年〜5年くらいの社員は仕事に慣れ、会社の現実をしっかり把握できたくらいの社員が多く仕事に対しての熱量であったり、不平・不満が出ている頃です。
冷静な会社の評価ができてくるのもこの辺りです。
そのあたりの社員が疲れ切った顔をしていたり、覇気の無さを感じたら要注意です。
総合職での内定
総合職はいわゆる都合の良い社員ということです。
何かあった時に部署を自由に配置転換できますし、人手の足りない部署へ補填要員として使えるからです。
またこれは私の経験談ですが、大手の建築・不動産企業に勤めていた頃にリーマンショックが起きました。
会社もかなりの影響を受けることに・・・
その企業は次から次に総合職社員を営業へ移動させました。
アパートメインの建築・不動産の為、一件あたり数千〜数億の契約になります。
そんな契約が簡単に取れるわけもなく、契約が取れない社員は低賃金で働くことになります。
また、パワハラも日常的に行われており日々会社内に怒鳴り声が聞こえる環境です。
その様な環境に移動してきた社員が耐えれるはずもなく、移動してきた社員はことごとく辞めていきました。
これもその企業の狙いだったと思います。
結果、私が働いていた2年半で社員を4000人も削ることに成功しています。
総合職という立場の人をうまく利用して人件費の削減につないでいたみたいです。
私の場合はかなり特殊な事例ですが皆さんもご注意ください。
まとめ
今回のピックアップされた項目は私が入社した会社、就職活動で気づいた点、バイトの体験談などからピックアップしております。
ブラック企業は表にブラック業務をアピールしませんが、ブラック企業であると社員や会社ブログ、SNSなどからブラック感が滲み出ています。
できるだけ注意して観察し、入社の判断を行いましょう。
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