「仕事がきつい」「給料が安い」「人間関係がうまくいってない」「ブラック企業」など様々な理由で転職を考えている人が多い世の中。
ここでは会社を辞める前にやっておきたい7つの事前準備をご紹介いたします。
転職先を決めておく
退職後どんな人生プランを描くのか?退職前にしっかり考えておきましょう。
何がやりたいのか・今と何が違うのか?
人生プランを描く上でこれからどのような仕事を選ぶのか?非常に重要になってきます。
何となく辞めて、なんとなく就職してではおそらく今の職場とさほど変わりません。
何のために辞めるのか?
給料が安いから?やってみたい仕事があるから?家庭環境によるもの?
自分の求める環境の職場にはなかなか出会えません。
時間をかけて転職活動をする必要があります。
今の仕事を辞めてから探すのではなく、仕事をしながら求める環境の職場を探しましょう。
必要なら資格の取得
今の時代、資格や実績のある人間は優先して採用される傾向にあります。
もし、資格が必要な職種であれば資格を取得してから転職を考えましょう。
資格があるだけで転職先の選択肢は大幅に広がります。
家族の理解
転職は本人だけでなく家族にも負担がかかる場合があります。
収入が変動したり、休日の日数や仕事の時間帯など様々な変化が起こる可能性があります。
一人で突っ走って転職したが家族への負担が大きく家庭環境が悪くなったというケースがかなり多くあります。
転職の前には家族にも相談してどのような問題が起こるのか?しっかりリスク管理を行いましょう。
三ヶ月は暮らしていける貯金をしておく
転職するときに一番気になるのがお金の話。
仕事を辞めたはいいが新しいところにすぐに就職とは中々いきません。
目安としては何もしないでも3ヶ月は暮らせる分の貯金があるのが理想です。
3ヶ月転職活動を行えばある程度転職先は決まって来るでしょう。
できれば事前に転職先は決めておく
ただ、3ヶ月で必ず転職先が決まるとは限りません。
できれば事前に転職活動は始めておき、転職があらかた決まったところで退職届を出すのが理想だと思います。
転職先も就職が決まってから1〜3ヶ月程度転職手続きの期間を設けてくれるのが一般的です。
その間に退職の段取りを行ましょう。
引越しがある場合は注意
社宅などを利用していたり、転職先が今の住まいから遠い場合は引越しの可能性もあります。
その際にかかる礼金・敷金・家賃・引越し代など40〜50万の費用がかかる事もザラにあります。
礼金・敷金のない物件を探したり、引越しを家族だけで行うなどできるだけお金をかけない工夫が必要です。
また、家探しは時間が掛かるものです。
家探しの計画もしっかりと立てておきましょう。
失業保険(失業手当)の確認
離職前の勤務先で雇用保険に入っており、なおかつ一定の条件を満たした人が対象となります。
退職してすぐ転職する人や転職の意志がない場合は受け取ることが出来ませんが、転職までに時間がかかりそうであれば失業保険により収入を得ることも考えておきましょう。
事前に作成・確保をしておくもの
クレジットカード
クレジットカードがあれば買い物の際に非常に便利なことが多く、インターネットで買い物をする際もクレジットカードが必須なサービスが増えてきています。
ポイントを貯めて節約する上でも非常に役立つクレジットカードですが作成するには審査が必要です。
会社員であればクレジットカードの審査は割と簡単に通りますが、会社を辞めてしまうと審査に通らなくなります。
また、転職直後も審査に通りづらいので転職前には必ず作成しておきましょう。
ローン
ローンも退職の後では金融機関の審査が厳しくなり、ローンを組めないことがあります。ローンでは「会社員であること」「在籍期間が長い」ことは信用に値し、ローンが組みやすくなります。
ローンを組んでしまえば会社を辞めても問題ないので退職前にローンは組みましょう。
ただし、退職後の就職先が決まっていない人、再就職まで時間が掛かる人は要注意です。
返済計画がうまくいかなくなり自分自身を苦しめてしまいます。
安易な借入は避けましょう。
円満な退職を目指す
会社を辞める時、会社で何かがうまくいかず退職する方が多いですが決して喧嘩別れの退職だったり適当な引き継ぎでの退職はやめましょう。噂や評判などはあっという間に広まります。
たとえ違う業界に転職したとしてもそういった評判は広まりますし、今後の就職活動に大きく支障が出ます。
円満な退職に向けて行動しましょう。
早めの退職届の提出
退職は自分だけでなく会社にも少なからず影響を及ぼすものです。法律上では「2週間前まで」に労働契約の解約申し入れ(退職届)を提出するよう定められていますが会社の就業規則の規定もあるのでなるべく早く退社の意向を伝えましょう。
円満に退社するためにも退社希望日の2ヶ月前には退職届の提出を行ましょう。
業務の引き継ぎをしっかりと行う
円満な退社を行う為にも業務の引き継ぎをしっかりと行いましょう。
プロジェクトや仕事のキリに合わせた退職が迷惑をかけずスッキリと辞めれそうですが、仕事をしていると中々そのようなタイミングには巡りあえません。
普段からいつでも引き継ぎができるようにわかりやすい仕事管理の方法を探っておきましょう。
有給休暇の取得
有給の取得は労働者としての権利です。
できるだけ使い切ることをオススメします。
「仕事が忙しくて取れない」「雰囲気的に取れない」と言ったことも聞かれますが労働者としての権利ですのでしっかり取得しましょう。
有給を取得するということはそれだけお金がもらえるということです。
退職後には何かとお金が必要になりますので必ず退職の際のスケジュールを立てて有給が取得できるような計画にしましょう。
また、有給が溜まっている人は長期休暇が取れる場合もあるでしょう。
社会人になると長期休暇は中々取れるものではありません。
心機一転するために趣味や旅行に利用するのも一つの手です。
記録をとる
勤める会社がブラックで退職する方も多いでしょう。
もし今までパワハラなどのハラスメントを受けているのであれば、いつ・どこで・何をされたか記録として残しておきましょう。
また、有給や退職金の話をする際にあとで言った言わないなどの不要な揉め事を避けるためにボイスレコーダーなどで録音することをオススメします。
トラブルに備えて準備することは非常に大切です。
まとめ
転職とは人生の大きな転換期です。
新しい仕事をするにおいて前職が足を引っ張るのは避けたいところ。
その為にも円満な退職の為の事前準備を怠らないようにしましょう。
コメント